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著者の方法論的ディシプリンファッション(=モード)を対象に社会学してみようという著者の 発想がまとめられた本。厚さはそこそこだが紙の質がいいので見た目 ほどのボリュームはない(実質約150ページ)。行間も広いので、読も うと思えば一気に読めてしまう量である。しかし、新書ということで 気軽に買うというのはお勧めしない。分量に反して内容はかなり濃い。 学術用語もわざわざ説明したりしていないので、分野的な知識がある人向き。 社会学辞典を傍らに置いたり、ネット検索しながら読むのもつらいかも しれない。 本書内容を大まかに紹介すると次のようになるだろう。 まず、本書は3部構成がとられており、第1部「黎明期」、第2部「発展期」、 第3部「洗練期」と分かれている。ファッションに関する学者や知識人の 論を紹介しつつ、ファッションがどのように研究されてきたのかをまと めている。そして、最後に著者の研究スタンスが述べられる。 そもそもファッションというのは近代の個人主義の拡大から生じた ものであるという。かつて、衣服は階級や職業などの社会的地位と結び 付けられ、政治的・社会的義務(共同体の規範)へ従い身につけられ ていた。しかし、個人の自由はその衣服をスタイルという選択的なものへ 変えた。これによりファッション(=流行)という社会現象が生まれ たという。 黎明期における、初期の社会学的なファッション研究としては、ヴェブ PR |
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